チャンピックスの処方を健康保険で受けるには

新しい禁煙補助薬チャンピックス錠には、ニコチンはまったく含まれておらず、タバコを吸いたいという気持ちを抑えたり、禁煙によるニコチンの禁断症状を軽減します。また、ニコチンが受容体に結合するのを邪魔するので、チャンピックス錠を服用中であれば禁煙中につい一服してしまった時の満足感や充実感が抑制されるので、喫煙することそのものに対して「嫌煙感」が出てきます。

チャンピックスの禁煙治療は12週間が基本ですが、服用を始めてから7日間は喫煙しても構わず、8日目から禁煙することになります。しかし、喫煙することに「嫌煙感」が出て自然にタバコを吸わなくなった場合は、8日目を待たず早めに禁煙に入ることになっていますが、ここが要注意の危険期間で「もうタバコが嫌いになったと」勝手に判断して、医師に断りなく中断してしまうと医師のアドバイスや薬の処方が受けられなくなるため、禁煙は失敗しやすくなってしまいます。

なお、チャンピックスの禁煙治療の処方を健康保険で禁煙治療を受けるには過去に健康保険で禁煙治療を受けたことのある人の場合、前回の治療の初回診察日から1年経過していることやニコチン依存症(やめたくてもやめられない喫煙習慣のこと)を診断するテストで5点以上であること、1日の平均喫煙本数 × これまでの喫煙年数が200以上であること、1ヵ月以内に禁煙を始めたいと思っていること、禁煙治療を受けることに文書で同意していることや健康保険で禁煙治療が受けられる指定医療機関を受診することが条件です。この条件がひとつでも欠けると自由診療となってしまいます。

自由診療で受ける場合には6万円以上必要となり、保険診療の約3倍の費用になってしまいます。保険外診療で医師にチャンピックスの処方を希望する場合、これらをすべて自費で支払うことが必要ですから、医療機関などをよく調べて保険診療を受けられるようにしましょう。